脂質異常症(高脂血症)について① 〜どんな病気?〜|高輪みつるクリニック|泉岳寺・高輪ゲートウェイの救急クリニック

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脂質異常症(高脂血症)について① 〜どんな病気?〜|高輪みつるクリニック|泉岳寺・高輪ゲートウェイの救急クリニック

脂質異常症(高脂血症)について① 〜どんな病気?〜

皆さん、こんにちは!

前回に続き、三大生活習慣病について!

今回からは「脂質異常症」について説明していきます!

 

脂質異常症(高脂血症)とは?

脂質異常症とは、血液中の

✔︎  中性脂肪が高い

✔︎ LDLコレステロールが高い

✔︎ HDLコレステロールが低い

状態をさします。

高脂血症とも言われています。(その方が通じやすい人も多いかもしれません)

HDLコレステロールは善玉コレステロール、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと言われています。

最近はLDLコレステロールだけでなく、non-HDLコレステロールも悪玉コレステロールと考えられ、この数値も重要と言われています。

悪玉コレステロールは長い期間高い状態が維持されると、血管の壁に余分な脂質が蓄積し分厚くなり、血液が通る空間が狭くなって血流が妨げられる動脈硬化の状態をきたしやすくなります。

これまでは悪玉コレステロールが一番の悪と考えられていましたが、最近は中性脂肪の方が身体にとって、更なる悪ではないかという考え方が広まっています。

なぜなら、中性脂肪はHDL-コレステロールを減少させ、LDL-コレステロールを酸化させる作用があり、より動脈硬化を悪化させる効果があるのです。

高中性脂肪、高LDL-コレステロール、低HDL-コレステロールの状態が持続し、動脈硬化が進むと、心臓や脳を栄養する血管が細くなって血流が減少、途絶して栄養が届かなくなる狭心症や心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高くなります

しかし、、、

高血圧症と同様、脂質異常症は自覚症状がありません。だから厄介!

健診で異常を指摘されていても放置していたり、脂質異常症の存在に気づいてすらいない状態で動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞になって初めて脂質異常症だったと気が付くこともあります。

 

早期発見のためには?

脂質異常症は自覚症状がなく、健診などで初めて気が付くことも多い病態です。

せっかく大事な仕事や余暇の時間を割いて、健診を受けたんです!

痛い思いをして血液検査をしたんです!

ですから、健診の結果は大事にしましょう!!

「中性脂肪が高いです」「コレステロールが高いです」「脂質異常症の疑いがあります」

こんなコメントを見たら、、、

早めに当院を受診して治療の相談をしましょう!!

早期発見!早期治療!

が最も大事なのです。

心筋梗塞や脳梗塞になってから治療を始めるのでは、遅いのです。

高血圧の中でも書きましたが、これらの病気は発症後まもなく亡くなってしまうこともあります。重大な後遺症が残ることもあります。

 

脂質異常症の原因は?

おもに生活習慣の乱れが原因となります。

具体的には糖質や脂質の多い食事間食野菜不足運動不足などが原因となりやすいです。

そのほか、ストレス喫煙、飲酒も大きな原因となります。

揚げ物や肉の脂身だけではありません。ケーキやお菓子にもたくさんの脂肪分が含まれています。

脂肪分だけでなく、糖分も体に吸収された後は脂質として身体に蓄えられます。それが中性脂肪やコレステロールに直結!

「美味しいものはあぶらと糖でできている」ととあるCMで言っていましたが、まさにその通り!!

運動をせずに上のような食べ物をたくさん摂取していれば、消費されることなく溜まっていくわけですから、中性脂肪やコレステロールが高くなるのはなんとなくイメージができると思います。

ではストレスや喫煙、飲酒も良くないのはなぜ?

ストレスは自律神経の中の交感神経を刺激し、血圧だけでなく、血糖値やコレステロールを高くしてしまいます。

またストレスが溜まることで食生活の乱れや飲酒量が増え、喫煙をしている人では喫煙量も増えてしまい、二次的に生活習慣が乱れてしまうこともあります。

喫煙もタバコに含まれるニコチンが交感神経を刺激し、ストレスと同様の作用を来します。そもそも喫煙自体、動脈硬化を悪化させます。

飲酒は、摂取したアルコールが体の中では中性脂肪の合成を促進する作用があるため脂質異常症を悪化させてしまうのです。

 

脂質異常症の怖さ、そして簡単に自分もなっちゃいそうな病態であることはなんとなく伝わりましたか?

 

次回は診断や治療に関して説明していきます!